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便秘とは、自然な排便のメカニズムが乱れ、排泄物が長時間の間腸内にとどまり、不快に感じる状態です。健康な人は通常1日1回の便通がありますが、人によっては2〜3日に一回の人もいます。しかしその場合でも満足できる排便があり、苦痛を感じない場合は便秘ではありません。逆に毎日便通があっても苦痛や残便感など不快感を伴う場合、「便秘」 とみなします。
便秘の原因は生活習慣やストレスなど様々です。病気が起きるしくみがわかれば治る道理もわかります。先ずはストレスから逃れる、又はかからない生活を心掛けてください。と言ってもこれがなかなか難しいですネそれから食事も大切な要素です。良質な食べ物を摂取して消化管を動かすことです。良質な食事とは和食です(玄米、魚、豆、胡麻、漬物、味噌、納豆)等です。自律神経の状態は、便通に反映されます交感神経が緊張していると便秘になります。下記の項目は便秘の原因となる項目です。
食べ物が便のもとになります。ですから小食は便秘を起こします。ダイエット中に便秘になってしまうのもこのせいです。また朝食は胃や腸が活動を始めるために大事な役割を果たしています。
便が出てもなんとなくスッキリしない、全部出た感じにならない、おならや便が臭い、このような症状でお悩みの方は、食物繊維不足の方がほとんどのようです。食物繊維(サイリウム)は腸で消化されず、便として排泄されます。食物繊維は便通を整えると共に腸を刺激し、スムーズな排便を促したり、腸内の善玉菌を増やし腸内環境を整える役割をしています。腸内環境が整うと、長年苦しんでいた痔や湿疹やアトピー皮膚炎までもが改善されることもよくあることです。そこまでひどくなくても、「吹き出物」「肌が荒れる」などの症状も改善されます。
日本人は昔から、味噌・糠漬・酒粕などの生きた酵母菌を生活の中で利用して、健康な体を維持してきました。腸の中での酵母菌は、ビフィズス菌や乳酸菌を増やすために共生していますが、最近の食生活の変化により、添加物の多い加工食品、脂肪、糖質、消化の悪いタンパク質の摂取が多くなりがちです。これらにより、腸内環境が悪くなり便秘になる事が考えられます。便通が整い、ほどよい固形便が出るようになれば、免疫力も高まってきた目安です。
便意を我慢することを繰り返すと、便意を伝える刺激が脳に届かなくなり、便秘習慣がついてしまいます。便意が起きた時はできるだけすぐにトイレへ行きましょう。
現在、とっても便利な世の中になりましたが、それとともにストレスも受けやすい環境になっています。精神的ストレスが自律神経のバランスを崩し、「痙攣性便秘」を引き起こします。腸は消化、吸収、免疫調節と言う複雑な仕事をタイミングよくこなす消化管です。腸は、脳からの命令を待っているわけではありません。自ら消化管専用の脳を持ち、自分で考えているのです。しかし独立しているわけではなく、あくまで自律神経に支配されているので、ストレスには敏感に感じてしまいます。ストレスから来る便秘に対しても、冷え性の方のストレス性便秘、イライラが非常に強い熱性の便秘など、それぞれの漢方薬で、便秘体質や、冷え性や、イライラも、改善できます。
冷え性の方の便秘相談が一番多いといってもいいと思います。根本的には冷え性を治すことにより便秘体質も改善されるケースは非常に多いと思います。まず冷え性や低体温症になると、内臓自体も冷えますそうなると、先ほども書きましたが腸の中の善玉菌や酵母の働きが悪くなり腸内環境が悪化します。ますます便秘体質になります。体を温める食べ物飲み物を摂るのはもちろんですが、軽い運動をすることで体の中から血行を良くすることで、腸の動きを活発にするように心掛けましょう。冷え性体質は漢方薬での改善が一番だと考えています。ここを参照、また冷え性の人の便秘の漢方薬は、腹痛を起こさない漢方便秘薬を選ばなければなりません。
病気で寝たきりは腸の運動が弱くなる傾向にあります。また痔・大腸がん・など腸に関わる病気などでも便秘をおこします。年齢を重ねるとともに筋肉量が減ってしまうのは仕方がないことですが、特に便秘と関連するのが腹筋です。病気で寝たきりなどになると、腹筋が弱くなり便秘になりやすくなります。加齢とともに腸内環境も悪化しやすくなるので、ビフィズス菌や酵母菌を上手にとることも必要になります。